夏にぴったりの英語絵本 ~想像力を育むレッスンにつなげる~

英語おすすめ本

季節ごとに楽しめる絵本。ハロウィンやクリスマスネタは目にすることが多いですが、実は夏にもたくさんの楽しめる絵本があります。今日ご紹介するのは、Nick Sharratt作 ”Shark in the Park!”です。公園にサメ!? どんなお話なのか、またこの絵本を読むコツやその後にある活動を入れることで子どもも大人も想像力を活性化できちゃいます。

Shark in the Parkってどんな絵本?

ティモシー・ポープは新しいおもちゃの望遠鏡を手に入れました。彼はが望遠鏡を覗いてみると…!そこには巨大なサメのヒレ!?

しかーし、よーく見てみると、それはネコの耳だったり、カラスの翼だったり…。

ページの一部分が切り抜かれていて、そこから見える「サメのようなもの」にドキドキワクワクしながらページをめくります。

また何と間違えたのかな!?もしくは今度こそ本物のサメ!?と考えながら読み進められる楽しい英語絵本です。

読み聞かせのポイント・コツ

とにかくこの本の読み聞かせでいいところは、rhyme(韻)を踏んでいるところ。

rhymeとは、言葉を意図的に同じ音でそろえること。 日本語でも「韻を踏む」作品は多く、絵本や詩などはその典型ですね。英語と日本語の音声はリズムの取り方が異なるので、絵本など短い文章でこのrhymeを聞いて感じると、リスニング力がぐん!と上がります。また、読み手も声に出してrhymeを感じることで、心地よく英語を発話することができるようになります。

ちなみに私は、”There’s a shark in the park!”とお決まりのフレーズを言う時には、まさにサメを見つけた!と臨場感たっぷりに大きな声でみんなに知らせます笑

ティモシーが望遠鏡を使って見回しているときはゆーっくりと、そしてあ!サメを見つけたー!って焦っているときは少し焦ったように、と緩急つけて読むことで、子どもたちも大盛り上がり。最後にはお決まりのフレーズを子どもたちと大合唱、になることまちがいなし、です。

今回のような楽しいお話の展開では、とにかく読み手が楽しむこと、が大切です。ぜひ英語を使ってお話を読む楽しさを味わってください♪

想像力を育む活動につなげる

私は英語の絵本を読んで終わりではもったいない、とついつい思ってしまうタイプ。

今回の絵本も読み終わった後に最初のページに戻ると…ティモシーがなぜ見間違えたかのヒントがたーくさん!だから、読み終わった後にこそ、最初のページに戻って確認どんな絵だったかチェック。

絵本に登場してきたものを指さし、”Look!  OMG!  There was ○○ at the first page!”(最初のページに○○がいたねー)などと話しかけ、子どもたちと英語でやりとりすることにつながります。

また、なんともかわいらしい絵を使い、“How many ducks are there in the pond?”など、数を尋ねる問題や絵の描写を促す質問をすれば、なんと!英検3級レベルのやりとりができます。どんな質問ができるか、気になる人はこちらのお問い合わせから、「shark in the parkやりとり」と記入し、naryにご質問くださいね。追ってこちらから連絡します。

narynglishでの活用例

左の絵を見てください。実はこれ、レッスン生が描いた絵です。

公園にありそうな「黒い、もしくは黒く見える三角のもの」を想像し、それを絵で描き、絵本に出てきたフレーズを使いながら自分流に話を展開させていきました。

1つアイディアが出ればいいかなぁ、と思っていたのですが、多い生徒では5個以上もアイディアを出してくれました。

左の絵の例では、hat(帽子), tree(木), flower(花)/tulip(チューリップ)を描いたもの。

子どもたちの柔軟な思考力に、発見することが多く大いに楽しめるレッスンになりました。子どもたちも自分たちが選んだものを発表するとき、すこしにやりとした顔で、自分の選んだものはどうだー!という雰囲気で発表してくれました。

例えばチューリップを描いた子は、“A shark? Oh, no!  It’s a lovely tulip!”というぐあいに。

ぜひみなさんの活用例も教えてくださいね。

 

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