英語教師が知っておきたい読書の視点2つ

英語教育

英語教育に関わる教員、または教員を目指している皆さんにとって、読書は自己成長や指導力向上に欠かせない手段です。忙しい毎日の中でも、本を手に取ることで新たな視点や知識を得ることができ、今の自分をさらにブラッシュアップするきっかけになります。この記事では、読書をより効果的に活用するための2つのポイントについて具体的な書籍を挙げながら紹介します。

「自分が知りたい答え」を見つける

日々の授業や生徒との関わりで、英語教育において新しい理論やアプローチを知りたいと思う場面があるかもしれません。例えば、最新の言語習得理論を知りたい、より効果的なリスニング指導法を学びたい、といった疑問を解決するために本を活用するのは大変有益です。

おすすめ書籍:『新しい第二言語習得論』(鈴木祐一著/研究社)

この本は、最新の第二言語習得理論について詳しく解説しており、英語教育の現場で即役立つ情報が豊富に含まれています。

新しい理論に基づいた教授法を取り入れることで、授業の質をさらに高め、生徒により効果的な学びを提供できるでしょう。

例えば「リスニング力を伸ばすためには、どのような音声入力が効果的なのか」など、実践的な知識が得られる一冊です。

詳しくは鈴木先生のHP、または研究社のHPにて紹介されています。

「自分がやっていることが間違っていないか」を確認する

教育の現場では、試行錯誤を繰り返しながら自分なりの指導スタイルを模索することが多いですが、果たしてその方法が効果的なのかどうか、時には客観的に確認したいと感じることもあるでしょう。そんな時、他の教育者の実践や研究を参考にし、自分の指導法を見直すことができる本が役立ちます。

おすすめ書籍:『世界一わかりやすい英語の勉強法』(関正生著/KADOKAWA)

この書籍は、英語学習を効率的に進めるためのノウハウが豊富に詰まっており、英語学習の指導を行う教員にとっても役立つ内容です。特に私は、英語学習において「音読」は欠かせないと考えており、関先生も音読を強く進めていらっしゃいます。また、効果的な学習の進め方や、どのように生徒にアドバイスすればいいかの指針が分かりやすく解説されており、自分の指導実践を振り返りながら読み進めることのできる1冊です。自身の指導法が正しい方向性にあるかを確認し、必要であれば改善するための参考になります。詳しく紹介されているAmazonのサイトはこちらから→


忙しい日々の中でも本を読む価値

英語教育に従事する皆さんは、多忙なスケジュールの中で自己研鑽の時間を確保するのが難しいことも多いでしょう。しかし、短時間でも本に触れることで自分の成長に繋がり、生徒にとってもより豊かな学びの場を提供できるようになります。英語教育は日々進化している分野です。定期的に新たな知見を取り入れることで、自分の授業に新しいアイデアを組み込み、生徒の学びを支援していきましょう。
もし、ご自身の指導実践など、疑問に持たれていることがあれば、お問い合わせフォームより、気軽にご相談ください。現在、英語教室を運営しながら、非常勤講師として教壇に立つ者として、一緒によりよい指導を模索していくことができると嬉しいです。

 

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