Heart Global体験記|年齢も英語力も超える感動の3日間

英語レッスン、イベント

こんにちは、長崎・諫早から、つまずきをチャンスに変える学びを届けるnaryです。

今回は、Heart Globalという音楽ワークショップに参加者として参加してきた体験をまとめてお届けします。

Heart Globalとは、世界各国から集まったキャストやサポーターが、地域の子どもから大人までと共に3日間で英語のミュージカルショーを作り上げるプログラムです。

心が動いた、その理由

私がこのプログラムに惹かれた理由は、単に「英語のプログラムだから」ではありませんでした。

説明がうまくできないけれど、どこかで「何かが変わりそうな予感」がしたのです。

そしてその予感は、確かに現実のものとなりました。

Age is Just a Number

実はこのプログラムに参加しようと決めたとき、少しだけ迷いがありました。 「大人になってから初参加で大丈夫かな?」「子どもたちの輪の中で浮いてしまわないかな?」 そんな不安が頭をよぎったのも事実です。

でも、参加するにあたって

Age Is Just a Number.  年齢はただの数字。

この言葉が頭に浮かんできました。

大切なのは、「やってみたい」と思える気持ち。 そしてその気持ちを、安心して表現できる環境が、Heart Globalには確かにありました。

「出会い」の連続だった3日間

私が参加したのは2025年の夏の熊本。

初めての参加で緊張していた私を最初に包んでくれたのは、地域サポーターの方々の温かな雰囲気でした。

そして、KS(キッズサポーター)の皆さんの元気で細やかな心配りによって、一緒に参加した子どもたちも安心して取り組むことができました。

そして、いよいよキャストの皆さんと出会ったとき、その熱量、笑顔、雰囲気、そして行動が「きっと私たちならできる!」という気持ちにさせてくれたのです。

さらに、参加者たちと話してみると、それぞれが本当に多様なバックグラウンドを持っていることに気づきました。

Everyone Has a History

このプログラムを通じて感じたのは、誰もがその人なりの「物語」を抱えてこの場所に集まってきている、ということでした。

話していく中でわかってきたのは、年齢も、国籍も、英語力も関係なく、それぞれがさまざまな思いを胸に、今この瞬間を全力で生きているということ。

そこには、「いま、この瞬間を大切に生きている」姿がありました。

  • 夢に向かって努力を続ける中学生
  • スピーチを何度も練習して挑んだ小学生
  • 英語は話せないけれどホストファミリーとして誰かを受け入れたお母さん
  • 「キャストになりたい」と追い続け、ついに舞台に立った大学生

…そんな人たちと出会うたびに、心が動かされました。

They Ignite Our Fire

私が一番心を打たれたのは、キャストたち、サポーターたち、そして参加者たちの誰もがまわりの誰かの火を灯していく姿です。

その中でもやはり、一番感動したのはキャストたちの声かけ。誰もが一歩踏み出したくなる一言、笑顔、雰囲気。

キャストのサポートで誰かが一歩踏み出す。 その姿を見て、また別の誰かが勇気をもらって動き出す。

「上手くできるかどうか」じゃない。 「伝えたい」という気持ちがあるから、声を出す。 「心から楽しい」と思うから、体が自然に動く。

そうやって火が連鎖していく場に、自分も少しずつ心を開いていくのを感じました。

Fun Doesn’t Happen by Accident

「楽しい!」の裏には、「見えない努力」が詰まっている。

3日間で1時間のショーを作り上げる裏側には、キャストやスタッフによる膨大な準備とリハーサルがあります。 それは単にステージの流れを確認するだけ、ではありません。

リハーサルで確認しているのは、動きやセリフのタイミングだけではなく、誰かが迷ったときにどう支えるか、誰かが立ち止まったときにどう背中を押すか──そんな「まなざし」や「関わり方」まで含まれているように感じました。

観客の前で歌ったり、身体全体で夢を表現したり、即興で絵に描いたりする。 そんな自己表現の数々は、日常生活の中ではなかなかできることではありません。

頭では「恥ずかしくない」とわかっていても、 「どう描けばいい?どう動けば正解?」と考えてしまい、動けなくなる。

でも、Heart Globalには「正解」がないからこそ、普段の生活ではできない経験だからこそ、自分の殻を破ることができる。 そして、それが「楽しい」につながるのです。

narynglishが目指すもの

narynglishは、「英語を学ぶ」ことをゴールにはしていません。 英語を通して、「自分を知る」「誰かとつながる」「世界を広げる」こと。

今回の体験で改めて感じたのは、

英語は、誰かの物語と自分の物語をつなぐためのツール

だということ。

Heart Globalのように、「言葉」を越えて「心」でつながる場を、 narynglishという小さな教室の中でも実現していきたい。

そう強く思った夏でした。

この記事が、 「何かやってみたいけど勇気が出ない」 「表現するって難しい」 「年齢的に今さら…」 そんなふうに思っている誰かに届きますように。

そして、いつか一緒にHeart Globalの輪の中に飛び込める日を、心から楽しみにしています。

投稿者プロフィール

narynglish
narynglish
英語指導歴20年以上/英検1級/元高校英語教員
長崎県諫早市の英語教室「narynglish」主宰 吉田恵子(Nary/ナリ)

【学歴・職歴】
• 大学在学中 カリフォルニア州立大学フレズノ校へ1年間交換留学
• 2000年   長崎県公立高校教諭として採用
• 2008年   早稲田大学大学院教育学研究科 修士課程修了
• 2023年   公立高校教諭を退職後、narynglishを起業

一人ひとりの「わからない」を大切に、“つまづき”を飛躍のチャンスに変えるレッスン。
実践的な英語力に加え、自分で考える力・継続力・非認知能力を英語を通して育みます。
中高生が将来にわたって英語を使いこなせるよう、英検対策・定期テスト・留学準備を土台から支援。
「安心して取り組める」「前向きになれる」と評判で、
naryとまた学びたい!と言ってもらえる教室です。

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