長崎・諫早から世界へ|台湾との国際交流 準備編

英語レッスン、イベント

この秋に始まった Flat Stanley Project(フラット・スタンリー・プロジェクト)
紙の人形を通して世界の友だちと英語でつながる、narynglish の小学生たちの国際交流プログラムです。

前回の記事では、Paper Dollづくりや台湾の子どもたちの投稿を見ながら準備を進めている様子をお伝えしました。

そして今回は、台湾に送る前の準備で行った活動を2つご紹介します。

  • クリスマスカードで「冬にやりたいこと」を英語で伝える練習

  • 長崎県内のレッスン生同士で、まずはミニ交流にチャレンジ

これらの活動を通して、海外交流の前に“土台”を作っていきました。

「冬にやりたいこと」を英語で伝えるクリスマスカードづくり

国際交流に入る前に、まずは 誰かに向けて英語を書く経験 を積むため、
台湾に同封する 英語クリスマスカード を作成しました。

今回のテーマは“This winter, I want to 〜 .”
=冬にやりたいことを伝えるカード。

「お互いの共通点を見つけられる」
「自分のことを自然に伝えやすい」
そんな理由でこのテーマを選びました。

サンプルカードの読み取りの様子

まずは、サンプルのカードを“もらったつもり”で読み取りからスタート。

  • “hot chocolate=ココア?”

  • 「この子は雪が好きなんだ〜」

  • 「冬に歌を歌いたいって書いてある!」

語彙もよく吸収し、「誰かの気持ちを英語で読み取る」 経験にワクワクしていました。

いざ、自分でカードを書く段階になって…

サンプル理解がとてもよくできていた一方で、
カード作成後の発表では“英文を覚えなきゃ…”
と、少しプレッシャーを感じている様子も。

「もっと子どもたち自身の言葉が自然に出てからカードづくりに入ればよかったな」と私自身の反省もありました。

ですが、こうした“揺れ”も含めて、英語を自分ごととして使い始めた証拠。

一枚のカードに、子どもたちの成長がぎゅっとつまっていました。

長崎県内ミニ交流:“まずは日本の友だちと”が育てたもの

国際交流はワクワクも大きい反面、ハードルも高い。
そこで、いきなり海外に行く前に、まずは長崎県内で narynglish 生同士のミニ交流を実施しました。

投稿のルールは
「日本語でもOK!」「英単語1語だけでもOK!」

なのに…

予想以上に “英語で伝えよう” とする子どもたち

実際に投稿が始まると、子どもたちはどんどん英語で書き始めました。

単語だけでなく、
“practice” や “read” を“文の中でどう使うか” が自然に見えてくる投稿ばかり。

ここでは、多少のスペルミスや使い方のミスは気にしません。これらの間違いこそが、次の成長の種!自分たちの中から出てきた言葉だからこそ、次へのステップにつながる学びが潜んでいます。

また、写真だけでなく自分から動画を撮ってアップする子も登場! 誰かと英語でつながる嬉しさを感じ始めている証拠だと感じました。

台湾から届いた Paper Doll に興味津々!

次の活動への期待が一気にふくらんでいた12月上旬。ついに 台湾のPaper Dollが到着!

子どもたちは、自分たちが作ったPaper Dollとの違いからたくさんのことに気づきました。

  • 「bubble tea持ってる子が多いね!」

  • 「裏地が黒でかっこいい!」

  • 「Tシャツに描いてあるの何だろう?」

興味が止まらず、台湾側Padletをもう一度見直すレッスン生が続出。

“誰かが作ったものを見る” → “もっと知りたい!”という気持ちが自然に生まれた瞬間でした。

小規模教室だからこそできる、丁寧な国際交流

narynglish は少人数制。 だからこそ、子ども一人ひとりの

  • 発見

  • 気づき

  • つぶやき

  • 英語で書いてみたい気持ち

これらを逃さず拾っていくことができます。

大規模なプログラムではないけれど、“子どもたちの世界が確かに広がっていく” そんな瞬間をつくれるのが、小規模教室の強みだと思っています。

いよいよ本格交流スタートへ!

次回はいよいよ、台湾から届いたキャンディやカードの読み取り、
Paper Dollを使った新しい活動の様子
をご紹介します。

子どもたちがどんなことに気づき、
どんな英語を使い始めるのか

お楽しみに✨

 

投稿者プロフィール

narynglish
narynglish
英語指導歴20年以上/英検1級/元高校英語教員
長崎県諫早市の英語教室「narynglish」主宰 吉田恵子(Nary/ナリ)

【学歴・職歴】
• 大学在学中 カリフォルニア州立大学フレズノ校へ1年間交換留学
• 2000年   長崎県公立高校教諭として採用
• 2008年   早稲田大学大学院教育学研究科 修士課程修了
• 2023年   公立高校教諭を退職後、narynglishを起業

一人ひとりの「わからない」を大切に、「つまづき」を飛躍のチャンスに変える英語レッスン。
実践的な英語力に加え、自分で考える力・継続力・非認知能力を英語を通して育みます。
中学生、高校生が将来にわたって英語を使いこなせるよう、英検対策・定期テスト・留学準備を土台から支援。
「安心して取り組める」「前向きになれる」と評判で、naryとまた学びたい!と言ってもらえる英語教室です。レッスン方法は、対面・オンライン・ハイブリッドの形式から選べます。

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