異文化交流③ | 韓国×明石×長崎  想定外は想定内!

お知らせ

11月3日、ついに初の海外交流が実現しました。
長崎・兵庫・韓国の3拠点をオンラインでつなぎ、画面越しにたくさんの笑顔が広がりました。

英語を“使う”場をつくりたい

narynglish(ナリグリッシュ)がこの交流を企画したのは、英語を“学ぶ”だけでなく、“使う”経験を子どもたちに届けたいと考えたからです。

これからの時代、英語を母語としない人同士が英語でやり取りする機会は確実に増えます。
こうした「グローバルな共通言語としての英語教育」の流れは、 文部科学省が掲げる外国語教育方針でも明確に示されています。だからこそ、「伝わった!」「わかった!」という実感を、リアルな交流の中で体験してほしかったのです。

日本人同士のやり取りではどうしても“日本語の安心感”がありますが、海外の学生との交流では、英語の発音やアクセントの違いに戸惑う場面も。

けれど、それこそが生きた英語。今回の韓国交流は、まさにその一歩になりました。

韓国・明石・長崎 3箇所をつないで

レッスンは、長崎のnarynglish、兵庫のJOY CLASS、そして韓国北西部に位置する群山市にある高校のJihee先生の生徒たちをZoomでつなぐ形で実施。

全体の進行を私(Nary)が、ブレイクアウトルームをはじめとする全体のオペレーションをゆり先生(兵庫)が担当しました。韓国側ではJihee先生が、大人数の生徒をひとつの教室でまとめてくださいました。

初めは音声トラブルなどもありましたが、少しずつ慣れていく中で笑い声が増え、表情もやわらいでいきました。

好きなアニメ、食べ物、伝統文化など、どのブレイクアウトルームでも笑いを交えた交流ができ、にぎやかな雰囲気に包まれていました。

印象に残った瞬間

交流の中で特に心に残ったのは、韓国の生徒が「テコンドー」を紹介してくれたシーン。

画面の前で体全体を使って技を披露してくれたその姿に、思わず日本の子どもたちからも拍手が起こりました。そのときの様子がこちら↓

言葉が通じないときも、ジェスチャーや動作、スマホの写真などを駆使して伝えようとする姿。
“英語を話す”ではなく、“伝えようとする”  まさに言葉を越えた学びの瞬間に何度も出会えました。

子どもたちの声から見えた“使う英語”の成長

交流後に行ったアンケートでは、当日の音声トラブルや短時間の交流だったにも関わらず、


「今日の交流は楽しかった!」に 3.8/5
「また参加したい!」に 4.2/5

高い満足度が見られました。

コメントには、

「英語で話そうとした自分を褒めたい」
「もっとスムーズに話せるようになりたい」
「Q&Aだけじゃなく、会話みたいな交流がしたい」

など、たくさんの前向きな声が届きました。

英語が“テストのため”のものから、“人と関わるための言葉”へと変わりつつあるのを感じます。
数値はその変化の裏づけであり、子どもたちの「英語を使う」意識が確かに育ってきている証です。

英語で育てる “対応力”と“生きる力”

narynglishにとって、初めての海外との交流。未知の挑戦に一緒に取り組んでくれたレッスン生たちには、心から感謝しています。

グループになると、予想外のことが次々と起こります。今回も開始1分前に、韓国側の先生のPCが動かない!というハプニングが発生しました。


けれど、まさにこうした“想定外”こそが、学びそのもの。
レッスン生たちは、思い通りにいかない状況の中で“考えて動く力”を育ててくれました。

英語を学ぶことは、単に言葉を覚えることではなく、
変化に対応し、自分の頭で考え、前に進む力を育てること。
AIが進化していく時代だからこそ、人間に必要なのはこの“対応力”だと感じます。

これからもnarynglishは、英語と“生きる力”を育てる学びの場でありたいと思います。そして、どんな場面でも一歩踏み出せる子どもたちを応援し続けます。

これからの展開

今回の交流は、2026年から教室の「年に一度の国際交流イベント」として継続予定です。

現在は、レッスン生・保護者の方々へのアンケートを実施中。より良い形での国際交流を、みんなで作っていきたいと考えています。

英語は“教わる”ものから、“使う道具”へ。そして、世界とつながるきっかけを今後も提供していきます。

投稿者プロフィール

narynglish
narynglish
英語指導歴20年以上/英検1級/元高校英語教員
長崎県諫早市の英語教室「narynglish」主宰 吉田恵子(Nary/ナリ)

【学歴・職歴】
• 大学在学中 カリフォルニア州立大学フレズノ校へ1年間交換留学
• 2000年   長崎県公立高校教諭として採用
• 2008年   早稲田大学大学院教育学研究科 修士課程修了
• 2023年   公立高校教諭を退職後、narynglishを起業

一人ひとりの「わからない」を大切に、「つまづき」を飛躍のチャンスに変える英語レッスン。
実践的な英語力に加え、自分で考える力・継続力・非認知能力を英語を通して育みます。
中学生、高校生が将来にわたって英語を使いこなせるよう、英検対策・定期テスト・留学準備を土台から支援。
「安心して取り組める」「前向きになれる」と評判で、naryとまた学びたい!と言ってもらえる英語教室です。レッスン方法は、対面・オンライン・ハイブリッドの形式から選べます。

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