はじめに|実践発表を終えて
2026年2月、英語教育コミュニティMELEPにて、教室運営をテーマに実践発表の機会をいただきました。
このページでは、発表後にいただいたアンケートや質疑応答を振り返りながら、私自身が改めて言語化できたこと、そしてこれからの教室運営や教育に対する考えをまとめています。
これは単なる活動報告ではなく、「理念を軸に教室を続けていくとはどういうことか」を、実践者の立場から記録したものです。
数字の先にあったもの|アンケートから見えたこと
発表後、多くの先生方からアンケートをいただきました。
満足度や理解度といった数値も、もちろんありがたい結果でした。

けれど、私にとって一番大きかったのは、
数字では見えない部分が、言葉として返ってきたことでした。

ワードクラウドに表れたのは、
- 理念
- 軸
- 成績
- 教室運営
- 保護者
といった言葉たち。
「誰にでも合う教室」ではなく、
「何を大切にして教室をつくっているのか」
そこに共感が集まっていたことが、はっきりと見えました。
質疑応答の時間に感じたこと|実践を“正解にしていく”強さ
特に印象に残っているのが、質疑応答の時間です。
そこには、
- 前向きで
- 温かく
- それぞれの実践を尊重する
そんな空気が流れていました。
「そのやり方でいいのか」「自分の選択は間違っていないのか」
教室運営に携わる人であれば、誰もが一度は感じる不安。
でもこの場では、
一人ひとりの実践を“正解にしていこう”とする強さがありました。
それは、参加者それぞれが、
自分なりの想いや背景を抱えながら、教育に向き合っているからこそ
生まれるものだと感じています。
私自身の変化|「軸」を見直す時間だった
今回の発表は、私にとって
自分の「軸」を見直す時間でもありました。
これまで感覚的に大切にしてきたことが、
言葉として整理され、
それが他者に伝わったこと。
そこには、
- 伝わった嬉しさ
- 共感してもらえた安心感
- そして「これからもやり続ける」という責任
複数の感情が同時にありました。
「嬉しい」だけでは終わらない。
でも、確かに背中を押してもらえた。
そんな感覚でした。
教育は、理念があるから続けられる
教室運営に、明確な正解はありません。
迷うことも、立ち止まることもあります。
それでも続けていけるのは、
自分なりの理念があるからだと、私は思っています。
理念があるから、判断できる。
理念があるから、ブレたときに戻ってこられる。
理念があるから、誰かの一歩を後押しできる。
今回の発表を通して、
そのことを改めて実感しました。
これからのnarynglishと、もう一つの軸
正直に言えば、
2026年4月からの教室の大幅な改訂には、少し不安もあります。
それでも、
軸をぶらさず、
自分が「これだ」と思える英語教育を
これからも提供していきたいと考えています。
そしてもう一つ。
今回の経験を通して、
「英語教室を立ち上げたい人」「教室運営に悩む人」を支えることも、
これからの自分の大切な役割の一つだと感じるようになりました。
5年後には、
この“教育者を支える”軸を、
narynglishのもう一つの柱として育てていきたい。
そのために、
実践を言葉にし、
試行錯誤を共有し、
一緒に考える場を、少しずつ形にしていく予定です。
最後に
教員を辞めると決めたあの頃、
不安でいっぱいだった自分に、
「こんな世界があるよ」と伝えてあげたい。
大人になっても、
個人事業主になっても、
学び合い、支え合い、前に進める場所はつくれる。
この記録が、
これから教室をつくろうとしている誰か、
今まさに悩みながら続けている誰かの
小さな手がかりになれば嬉しいです。
これからも、
迷いながら、考えながら、
共に学んでいけたらと思っています。
投稿者プロフィール
-
英語指導歴20年以上/英検1級/元高校英語教員
長崎県諫早市の英語教室「narynglish」主宰 吉田恵子(Nary/ナリ)
【学歴・職歴】
• 大学在学中 カリフォルニア州立大学フレズノ校へ1年間交換留学
• 2000年 長崎県公立高校教諭として採用
• 2008年 早稲田大学大学院教育学研究科 修士課程修了
• 2023年 公立高校教諭を退職後、narynglishを起業
一人ひとりの「わからない」を大切に、「つまづき」を飛躍のチャンスに変える英語レッスン。
実践的な英語力に加え、自分で考える力・継続力・非認知能力を英語を通して育みます。
中学生、高校生が将来にわたって英語を使いこなせるよう、英検対策・定期テスト・留学準備を土台から支援。
「安心して取り組める」「前向きになれる」と評判で、naryとまた学びたい!と言ってもらえる英語教室です。レッスン方法は、対面・オンライン・ハイブリッドの形式から選べます。
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