7年前、諫早に引っ越してきたばかりの頃は、ご近所づきあいに少し緊張していた私。けれど、今朝、娘の友達ママから届いた“お裾分け”に、あらためて「優しさって、世界中で人を幸せにする鍵なんじゃないかな」と感じました。
この気づきが、narynglishのレッスンづくりにもつながりました。
優しさに関する5つの名言
こちらのインスタグラムからは本人たちの写真と一緒に名言を読むことができます。
❝No matter what happens in life, be good to people.❞
— Taylor Swift（アーティスト）
どんなことがあっても、人には優しくしよう。
❝If you see someone without a smile, give them one of yours.❞
— Dolly Parton（シンガーソングライター）
誰かが笑顔じゃなかったら、自分の笑顔をあげて。
❝Be kind whenever possible. It is always possible.❞
— Dalai Lama（チベット仏教指導者）
優しくできるときは、いつでもそうしよう。
❝Kind words can be short and easy to speak, but their echoes are truly endless.❞
— Mother Teresa（慈善活動家）
優しい言葉は短くて簡単。でも、その響きは永遠に残る。
❝No act of kindness, no matter how small, is ever wasted.❞
— Aesop（イソップ物語の作者）
優しさは、どんなに小さくても決して無駄になることはない。
名言をきっかけに生まれた“気づき”
レッスンで「No act of kindness, no matter how small, is ever wasted.」というAesopの名言を取り上げた時のこと。ある生徒さんがこんな質問をしてくれました。
「“あれ？この文、neverじゃなくてeverなの？」
この問いから、文の主語が“No act”だからこそ、否定を繰り返さないよう “ever” を使っていることに気づきました。
こうして、音読を通して“言葉の使い方”に疑問を持ち、自ら答えを導く
ーまさに音読を通じての気づきが「理解」へとつながる瞬間でした。
「優しさ」を学ぶ英語レッスンを
英語学習と“優しさ”？実は、英語の教科書や長文問題の中にも「思いやり」や「支え合い」に関する文章が多く登場します。
レッスンでの活用ポイント
- 音読を通じて：名言を何度も読み上げ、音と意味をつなげて理解を深める。発音・意味・構文への“気づき”にもつながる。
- ペアやグループでの共有：「この名言の意味を自分の言葉で説明してみよう」
- 個人アウトプット：「私が体験した“優しさ”のエピソード」や「これからしたい親切な行動」などを英語で話す
今回は、初心者・中級者、それぞれにおすすめの教材と、そこから生まれたレッスンプランを2つ紹介します。
初級者向け：VOAの冒頭1分を教材として活用
使用教材
- VOA Learning English
実際の記事はこちらから見ることができます⇨VOA webページ
レッスンステップ
1. Warm-up Activity
左のようなバンパーステッカーの写真を見せながら
“What does this sticker mean?”
“Have you ever seen something like this in Japan?”
2. Reading and Listening
以下の英文を音読＆リスニング
If you are driving in the United States, you may see a common bumper sticker on passing vehicles that reads: “Perform random acts of kindness.” The saying is meant to urge people to do kind things for others without thinking or planning ahead.
But several studies suggest there are some very good reasons to think about ways to be kind and actually plan out that type of behavior.
Research shows that acts of kindness can make us feel better and improve our health. Researchers also say kindness played an important part in how humans developed. In other words, they say scientific evidence suggests that we are designed to be kind.
3. 語彙確認・内容理解
- bumper sticker, urge, plan ahead, designed to be ~ などの語を簡単に解説
4. 意見交換 & ディスカッション
- “Do you agree that kindness can improve our health?”
- “What kind of scientific evidence do you think supports this idea?”
5. アウトプット
- “What is one act of kindness you would like to do this week?” を書いて発表
中級者向け：BBC Learning Englishを活用
使用教材
- BBC Learning English 6 Minute English
実際の記事はこちらから見ることができます⇨Being Kind Good for You?
レッスンステップ
- Warm-up Discussion
- “What makes people kind?”
- “Do you believe kindness is natural or learned?”
- Listening
- 心理学的な視点から語られる「やさしさ」の仕組みや背景を聞き取る
- 表現：random act of kindness, compassion, warm glow などに注目
- 語彙整理 & 内容理解
- 本文内で出てくる抽象語や熟語の意味を共有しながら確認
- 名言との接続・意見交換
- 名言と聞き取った情報の間に共通点があるか？違いがあるか？を議論
- 例：”Do you think kindness is always rewarded, as Aesop suggests?”など
- アウトプット活動
- “Describe a warm glow moment you experienced.”
- “Create your own campaign to promote random acts of kindness.”
最後に
「ちょっとした優しさ」は、文化や言語を越えて人の心を動かします。英語を学ぶことは、単に単語や文法を覚えるだけではなく、世界の“あたたかさ”を知る手段でもあるのです。
このテーマに関連したnarynglishのレッスン内容をもっと知りたい方、worksheetが気になる方は、お気軽にDMでお問い合わせください！
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