忙しい毎日の中で、
「考えること」って、
つい後回しになりがちじゃないですか。
やることはちゃんとやっているのに、
自分が何を大切にしたいのか、
どこに向かおうとしているのかは、
ゆっくり考える時間が取れないまま、
一日が終わっていく。
そんな感覚、
私はよくあります笑
そんな日常の中で、
先日 Vision Board Workshop を行いました。
決めるための時間ではなく、感じるための時間
この場に流れていた空気を、
あえて言葉にするとしたら——
とても「自由」でした。
喋りたい人が、喋りたいときに喋る。
無言の時間があっても、誰も気にしない。
正解も、「こうあるべき」も、たぶん置いてきました。
机の上には、
たくさんの雑誌、写真、色、言葉。
それをめくりながら、
「なぜか気になる」
「理由はわからないけど、惹かれる」
そんな感覚を、
ただ拾っていく時間でした。
頭で考える前に、反応を拾う
ビジョンボードというと、
目標設定や未来設計のイメージが
強いかもしれません。
でも今回、私が大切にしたかったのは、
うまくまとめることでも、
立派なビジョンを作ることでもありません。
言葉や写真に出会ったとき、
自分の中で
「あ、なんか動いた」
そんな小さな反応を、置き去りにしないこと。
雑誌を切り抜きながら、
「どうしてこれを選んだんだろう?」
と、あとから自分に問いを投げかけてみる。
そのプロセス自体が、
すでに「自分と向き合う時間」なんだなぁ、
と感じました。
一人ひとり違う「軸」が並ぶということ
完成したビジョンボードは、
本当に一枚一枚、まったく違っていました。
大切にしたい価値観、
今はまだ言葉にならない想い、
これから向かいたい方向。
同じ場で、同じ時間を過ごしていても、
浮かび上がってくるものは、本当に人それぞれ。
その違いが、
とても自然で、
「あ、ステキだな」と思えた。
それが、
今回の時間でした。
私自身が、あらためて立ち止まったこと
このワークショップは、
私自身にとっても、とても豊かな時間でした。
来年度の軸にしたい言葉。
これからの活動の中で、
意識していきたいこと。
それと同時に、
やはり「自分の人生」で
大切にしたい言葉は何なのか。
忙しさの中で、
つい後回しにしてしまいがちな問いに、
静かに立ち返ることができました。
ビジョンボードは「答え」を出すためのものではない
ビジョンボードって、
今すぐ答えを出すためのものじゃないな、
と私は感じています。
海外のライフスタイルメディアでも
紹介されている考え方のひとつで、
(参考:Women’s Health )
迷ったときや、
ちょっと立ち止まりたくなったときに、
「私、何に反応してたんだっけ?」
って、
そっと戻ってこられる場所。
そんな指針みたいな存在なんだなぁ、と
今回あらためて思いました。
言葉になる前の時間が、言葉につながっていく
ちなみにこのビジョンボード、
2月に行われる英語発表会での
大人の英語スピーチにも、
実はつながっています。

とはいえ、
いきなり英語で話す必要はありません。
まずは日本語で。
もっと言えば、
言葉になる前の「感覚」を、
自分の中でちゃんと感じるところから。
その積み重ねが、
やがて自然に言葉になって、
英語にもつながっていく。
私は、そんな流れを
レッスンやワークショップを通して
大切にしたいと思っています。
また、必要なタイミングで
忙しい日常の中で、
ほんの少しだけ、
自分に立ち返る時間。
答えを出さなくてもいい。
ちゃんと決めなくてもいい。
「私は、何に反応していたんだっけ?」
そんな問いを、
そっと置いておける場所があるだけで、
日常は少しやわらぐ気がしています。
また、必要なタイミングで。
そんな時間をご一緒できたら嬉しいです。
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