英語を使って自分が一生懸命取り組んだものがカタチになって伝わる喜びや自分が求めていた姿に近づけた達成感を味わってほしい、と起業した長崎 諫早英語教室narynglish(ナリィングリッシュ)。この教室の講師naryが、2023年起業と同時に目標としたのは「英検1級合格」。
2023年第2回(10月実施)、2度目の挑戦で英検1級一次試験を突破しました。一次試験受験後に、それまでお世話になった先生方から「おそらく受かってるから早めに2次試験の準備した方がいいですよ」とアドバイスをいただき、11月23日の試験本番まで約1カ月半、主に3つの柱で2次試験に備えた結果、見事初めての挑戦で2次試験を突破し1級合格を手にすることができました。今回は2次試験に向けてどのような対策をしたのかをご紹介します。
なお、1次試験に向けての取り組みは下の記事を参考にされてください。
2次試験対策3つの柱
私が今回の受験に向けて取り組んだのは大きく3つの柱がありました。
① シロクマスタディセッション コヤマ先生との週1オンラインセッション
② Nabe_English さんの2次対策スタディグループ
③ 娘の英語の先生や元/現同僚のnative speakerとの練習
シロクマスタディセッション オンラインセッション
週に1度、コヤマ先生のもと本番同様にトピックカードが渡され、1分間でトピック選びとスピーチ内容を考えその後2分間のスピーチと質疑応答をオンラインで実施しました。英検1級指導経験豊富なコヤマ先生は、私が選ぶトピックの汎用性のなさを指摘してくださったり、どのような分野に理解を深めておく必要があるか、後半になれば私の強みを伝えてくださり、自信をもって試験に臨めるよう段階的に指導してくださいました。
Nabe_English スタディグループ
nabeさんがインスタでスタディグループを作ってくださいました。その中で、毎日トピックを出してくださり、参加者さんと毎日アイディア出しをしました。英検1級2次試験を受験するという同じ立場の他の人の切り口を知ることで、自分の知識も増えると同時に表現力を身につけることができました。また、週に1ー2度あるオンラインでのグループ面接で、スピーチおよびQAをおこないました。ここでも、他の受験生のスピーチやQAを実際に聞くことができ、毎回刺激を受けると同時に、自分のできなさを痛感しました。はじめは2分間の英語スピーチができず、時間を持て余すこともありました。が、できない自分もすべてさらけ出すことで自分の弱みを見つめるよい機会になりました。後半には音声での投稿もおこないました。文字での投稿よりはるかにハードルの高い活動でしたが、このハードルの高さこそが当日の度胸や即興性につながったと思います。このグループで勉強できたおかげで今回の合格につながった、と言っても過言ではありません。
ネイティブの先生/友だち/同僚との練習
3人のnative speakerが練習に付き合ってくれました。特に娘の英語の先生kaiは、県内あらゆる学校で引っ張りだこのとても忙しい中、最低でも3日に1度は時間を作って練習してくれました。私が解答しやすいような例を提示してくれたり、英語として不自然な表現を指摘してくれました。いつも私に自信を持たせる声かけをしてくれたのは本当にありがたかったです。元同僚たちは出身地それぞれ別(アメリカ/イギリス/南アフリカ)なので、様々な英語音声に触れる機会としても貴重でした。
スピーチ録音→論点まとめノート作成(画像あり)
それぞれの練習場面で自分がおこなったスピーチを録音し、どんな論点で話したのか、具体例は何を出したか?もっとよい具体例はなかったか、を確認した後に、論点まとめノートを作成しました。
私が作成したノートは、自分が話した英文をすべて書いていたわけではなく、頭の中で整理できるような流れを書きました。また、押さえておきたい語やフレーズにはマーカーを引き、せめてそこだけは言えるように練習しました。
論点整理をすることで、論理構成に使える表現を再度確認できたり、汎用性のある具体例を確認することができたりしました。1次試験のwritingの時も似たようなことをしていましたが、2次試験では①いかに2つの論点の視点をずらすか、②内容が流れるように話せるのか、を意識してノートを作りました。特に①の論点をずらす、というのはなかなか難しかったのですが、nabe_englishのナベさんからいただいた「数や量を意識するとよい」とのアドバイスは大変助かりました。
総括
とはいえ、何の苦労もなく二次試験までたどり着いたか、というとそういうわけではありません。対策はじめて2週間過ぎたあたりであまりにも自分のできなさに愕然としたり、思わず涙したことも。その時の苦悩はこちらのインスタグラム投稿からも垣間見えます。
しかしながら振り返ってみて感じることは、英語を「使い」ながら、自分の二次力を上げいくことが私にとっては一番効率よくスピーキングやプレゼン力を上げる方法だった、ということです。
試験終了後に同じ会場の受験生とお話しする機会がありましたが、みなさん口々に「アウトプットする練習が足りなかった」と言われていました。私はしゃべれなくてもうまく表現できなくても「伝えよう」とする機会を多く持ちました。そこで、「うまく言えなかった表現」や「何をしゃべってよいかわからなかった内容」を復習することで、スピーチの質をあげていきました。日ごろから自分のレッスン生たちに伝えている「英語は使うことで身につける」ことを体現できた、ことが今とてもうれしいです。
英検2次試験に向けて
日ごろ英語を話す機会が少ない人にとって、英検2次試験はハードルが高い、と感じると思います。日ごろ英語のnative speakerと話す機会の多い私でさえも、2分間のスピーチをすることは大変なプレッシャーでした。とはいえ、振り返ってみると、私が大切にしている「英語を”使う”」ことを意識さえしていれば、そんなにハードルが高いものではない、ことも気づきました。
合格に向けてどんなロードマップを描けばよいか、何を意識して2次試験に向かえばよいか、との相談、いつでも受け付けます。
また、日ごろから「英語を話せるようになりたい」人は、このnarynglishでのレッスンがまさにピッタリ!なぜ?それはやはり「英語を”使う”」ことに重きを置くレッスンだから。頭でっかちにならず、自分のできることを着実に積み重ね、そこからbreakthrough(限界突破)していきましょう。naryが楽しく伴走しますよ♪
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