英語を学びなおすことは大人(社会人)にとって多くのメリットがあります。学びなおし英語のやり方はスクールによってさまざまですが、大手英会話スクールなどでは、テキストに沿って英会話のパターンプラクティスをおこなったり、シャドーイングを中心におこなったりされているとよく聞きます。それぞれの英語学校の強みを活かし、効果的な実践をされていらっしゃいます。
narynglishの大人学びなおし英語にいらっしゃる方のほとんどは、英語学びなおし「難民」。大手英会話スクールに通ったけれどレベルが合っていない、独学でラジオ英語講座をやっていたが一向に学習の伸びがかんじられない、など。
そもそも英語は好きだけど、どのような学習方法が自分に合っているのか知りたい、というご希望でいらっしゃる方も。
そこで今回は、大人(社会人)が英語を再学習するメリットと、narynglish流の効果的な英語学びなおし方法についてご紹介します。
なお、narynglishがこれまでに提供した大人向けの学びなおし関連投稿記事はこちら
【初心者向け:カードゲームを使いながら実践的な英語を学ぶレッスン(2024年1月)】
【初中級者向け:実話に基づいた英文を味わい、outputにつなげるレッスン(2024年1月)】
【個別プライベートでの学びなおしレッスン】
大人(社会人)が英語を学びなおすメリット
キャリアや年収アップにつながる
英語力があると、グローバルな職場での機会が広がり、昇進や給与の増加が期待できます。英語でのコミュニケーションができることで、海外支社への赴任や国際プロジェクトのリーダーとして抜擢される可能性も広がります。
ビジネスチャンスや活躍の場を広げられる
英語を話せることで、海外との取引やプロジェクトに積極的に参加でき、ビジネスの幅が広がります。国際会議やネットワーキングイベントで自信を持って発言できるようになり、新たなパートナーシップやコラボレーションの機会が増えます。
得られる情報の質や量に差が出る
英語を理解することで、世界中の最新情報や専門知識にアクセスでき、より質の高い情報を得ることができます。特に、英語での情報が豊富な科学技術や医療、ビジネスの分野では、大きなアドバンテージになります。
自ら世界に向けて情報を発信できる
英語での発信力を持つことで、自分のアイデアや知識をグローバルに共有し、影響力を持つことができます。ブログやSNSで英語の記事を投稿し、世界中の人々と意見交換をすることで、新たな視点やインスピレーションを得ることができます。
長崎英語教室「narynglish」流 学びなおしのメリット
narynglishでは、英語を学びなおすことで「人生が豊かになる」と考えています。具体的には、以下の点が挙げられます。
自己肯定感が高まる
新しいスキルを習得することで、自信がつき、自己肯定感が向上します。これまで理解するのが難しかった英語のテキストを理解できたり、英語を使って自然に会話できたりすることは、大きな達成感を与えます。
人生の「やり残し」が少なくなる
過去に挑戦できなかったことに再挑戦する機会が得られ、充実感を感じることができます。海外旅行で現地の人とコミュニケーションを取ったり、自分の興味がある分野の情報を英語で発信されていることを読み知識の幅を広げることで、これまで以上に豊かな経験ができます。
大人(社会人)になってからの英語学習のメリット
英語学習は何歳になってからスタートしても「遅くない!」ということを強調したいです。まさに、
It’s never too late what you might have been.
なりたかった自分になるのに遅すぎることはない
(by George Eliot ジョージ・エリオット イギリス人作家)
です。
以下に、その理由を示します。
自分に必要な分野がわかっている
大人は自分の興味や必要性に基づいて学習できるため、学習の定着が速くなります。仕事に直結するビジネス英語や、自分の趣味に関連する分野の英語を学ぶことで、実用性の高いスキルを効率よく身につけられます。
中高で英語を学んだ経験がある
多くの大人は中学・高校で英語を学んでいるため、実際には学習の半分が「復習」となります。基礎的な文法や単語はなじみがあるので、自分の知識を活かしながら新しい知識を追加することで、それぞれに合った学習方法でスムーズに理解が進みます。
narynglish流 英語学びなおし方法
narynglishでは、以下の方法で英語を効果的に学びなおすことを推奨しています。
自分の「好き」「ときめく」話題を選ぶ
自分が興味を持つ話題を選ぶことで、単語や文法を自然に覚えられます。例えば、好きな映画や音楽、スポーツについて学ぶことで、楽しく学習を続けることができます。
ちなみに、zumba講師の方とのレッスンはこちら。自分の好き、を英語で広げていくことが学習継続の秘訣、でもあります。
リスニング(教材選び) → リーディング(input) → 音読(intake) → 自己表現(output)
narynglishではこのサイクルを重視しています。リスニングで音に慣れ、リーディングで知識を深め、音読で記憶に定着させ、アウトプットで実践するというプロセスは、英語力をバランス良く向上させる包括的なアプローチになっています。以下にそれぞれの細かいやり方や注意点を掲載します。
リスニング(教材選び)
まずはスクリプトなど何も見ないでどのような内容なのかを聞いてみましょう。この時「どんな話題なのか」半分くらい分かればOK。大事なのは、この教材が自分の興味に合い、琴線に触れるかどうか。
ワクワクするもの、もっと聞いてみたいもの、内容を知りたいもの、心地よいものを選ぶために「リスニング」をしましょう。
また、リスニングは英語の音に慣れるための基礎です。これにより、リーディングやスピーキングの際に正しい発音や自然なリズムを再現しやすくなります。
リーディング(input:内容理解)
教材選びやリスニングの段階で興味のある教材を選んでいるので、学習が継続しやすくなっています。ここで大事なのは、辞書を使いすぎないこと。辞書を使いすぎると読解の流れが止まるので、まずは文脈から意味を推測する努力をしましょう。理解できない部分があっても全体の意味を捉えることを優先します。それでもわからなければ、最近は精度の高い翻訳サイトなどがありますので、うまく活用しましょう。その際、なぜそのような意味になるのか、自分なりに考え解釈しましょう。
リーディングの利点は、語彙や文法の習得だけでなく、文化や背景知識を広げるためにも効果的です。また、リスニングで耳にした表現を目で確認することで、記憶に定着しやすくなります。
音読(intake:英文をしみ込ませる)
音読をする際に一番大切なことは「意味の分かる英文」を音読すること。そうでなければ、ただの”念仏”のようなものになってしまいます。
音読はリスニングで習得した音やリズムをリーディングでわかった自分の理解を加え再現する練習です。また、音読をすることで自分の脳内に英文をしみ込ませることが大切です。どのような意味でこのような表現が使われているのか、なぜこのような抑揚がついているのか、語彙・音声面で様々なことを意識しながら同じ英文を何度も音読することで、「使える」英文が自分の中に蓄積されていきます。
スピーキング・ライティング(output)
アウトプットは、学んだことを実際に使うことで記憶に定着させる効果があります。また、実際に話すことで自信がつき、コミュニケーション能力が向上します。大事なことは、恥ずかしがらない、ミスを恐れない、こと。また、間違っていいので自分の言葉で表現することが大切です。
また、アウトプットで大事なことは「フィードバック」です。自分の音声を録音したり、自分の書いた英文を修正してもらう機会を設けると、更に英語力は磨かれます。
input → intake → outputのメリット
- 相乗効果: 各段階が互いに補完し合い、全体の学習効果を高めます。リスニングで聞いた表現をリーディングで確認し、音読で定着させ、アウトプットで実際に使うことで、英語の基本的な知識や実践力がしっかりと身につきます。
- 継続しやすい: それぞれの段階が異なるスキルを鍛えるため、飽きずに続けることができます。リスニングやリーディングで受動的に学び、音読やアウトプットで能動的に学ぶことで、学習のバリエーションが広がります。
- 実践的なスキルの習得: 最終的にアウトプットに重点を置くことで、実際のコミュニケーション能力が向上します。これは、単に知識を得るだけでなく、それを使いこなす力を養うために重要です。
モチベーションの管理
英語学習を続けるためには、まず「習慣化」を目標にすることが大切です。
-
- 1日5分できたら自分を褒める(継続が重要)
- 学習環境を整え、テンションを上げる。例えば、お気に入りの文具を英語学習の際に使う、好きな音楽をバックグラウンドに流しながら勉強することでリラックスして学習に臨む、など英語学習=楽しい、を感じられる時間にしましょう。
アドバイザーの存在
最後に、英語学習にはアドバイザーの存在が重要です。
もちろん、学習をおこなうのは自分自身です。しかしながら、自分のやっていることが質・量ともに適切なのか、随時確認することが大切です。アドバイザーによる適切な声かけで、学習の効果が高まり、モチベーションも維持しやすくなります。上記のステップでも、教材選びからoutputのフィードバックまで、随所にアドバイザーがいると効果が高まる場面があります。narynglishでは、経験豊富な講師が個別の学習プランを提供し、あなたの学習をサポートします。
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これはダメ!英語学びなおしのタブー
英語を学びなおす際に避けるべきタブーの一つに、「日常会話ができるようになりたい」という目的を持つことがあります。
なぜこの目的がダメなのでしょうか?
「日常会話」と一口に言っても、その内容は人によって大きく異なります。例えば、学生の日常会話とビジネスパーソンの日常会話では話題や使われる表現が全く異なります。したがって、「日常会話ができるようになりたい」という漠然とした目標は、具体性に欠け、効果的な学習を妨げる可能性があります。
もう一つの問題:他人任せの教材選び
「日常会話」を目的に設定すると、自分ではなく「誰か」が用意した教材や題材を選びがちです。これは、学習のモチベーションが低下する原因となります。自分が興味を持てない内容に取り組むのは、学習効果を半減させるだけでなく、継続する意欲も失わせます。
自分の学びに責任を持つ
大人の英語学習者には、自分の学びに責任を持つスタンスをぜひ持っていただきたいです。具体的には、自分の興味や必要性に基づいた目標を設定し、自分に合った教材を選びましょう。例えば、仕事で使う英語が必要ならば、ビジネス英語に特化した教材を使うことが効果的です。また、自分が楽しめる内容や趣味に関連する話題を選ぶことで、学習の継続がしやすくなります。
英語学習は自分の人生を豊かにするための投資です。そのためには、他人任せではなく、自分で主体的に学ぶ姿勢が重要です。これが、効果的で持続可能な英語学習への第一歩です。
まとめ
英語を学びなおすことは、キャリアの向上や自己実現に繋がるだけでなく、人生を豊かにする素晴らしい挑戦です。narynglishでは、あなたの英語学習を全力でサポートします。今こそ、新たな一歩を踏み出しましょう!
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