英語を学んでいるとこんなふうに誰かとつながれるんだ!と感じられるnarynglishの交流学習が今年もスタートしました。
子どもたちに、「英語を学んでつながる」を感じてほしくて。長崎県諫早市の英語教室narynglishでは、イタリア、スイス、そして愛媛県内子のお友だちとの交流学習が動き始めています。
Instagramでは、紙の人形やお手紙、活動中の写真をご紹介しました。今回は、その向こうにある「どんな経験をしてほしいのか」を、もう少しお話ししたいと思います。
英語を使う、その先に相手がいる
英語を習わせたいと考えるとき、「覚えたことを実際に使えるようになってほしい」と願う保護者の方もいらっしゃると思います。
私も、教室で学んだ言葉が、誰かに何かを伝えるための言葉になってほしいと思っています。
ただ、英語を使う機会を用意すれば、それだけで話したくなるとは限りません。まずは相手に興味を持ったり、自分にも伝えたいことがあったり。その気持ちを大切にしたいのです。
写真の中に、自分と同じ好きなものを見つける。見たことのない景色が気になる。自分の描いた絵を、相手がどんなふうに塗ってくれたのか楽しみにする。
そんな小さなきっかけから、「もっと知りたい」「これを伝えたい」が生まれたら嬉しいです。
イタリアへ。初めての交流は、絵を通して
年長さんから小学中学年の子どもたちは、イタリアのお友だちと「Rainbow Project」に取り組みます。
自分の顔を描いて送り、相手に色を塗ってもらう。こちらも、届いたお友だちの自画像に色を塗って送り返す、塗り絵の交換です。今は発送前の準備をしているところです。
この子たちにとって、初めての交流。「外国のお友だち」と言われても、まだ実感が湧かないかもしれません。
そこで、自画像の交換に向けて、まずは教室のお友だちと小さな交流をしてみました。
circle、triangle、squareなどの形を使ってピザを描き、色を塗るのは別のお友だち。自分一人で完成させるのではなく、誰かの表現が加わる体験です。

自分では思いつかなかった色が入って、「嬉しい」という気持ちが生まれた場面もありました。
自分と違うって、面白い。誰かと一緒だからできるものがある。
今度は、その相手がイタリアのお友だちになります。どんな作品になって帰ってくるのか、私も楽しみです。
最初から長い英文でやり取りできなくても、絵や色、今知っている言葉で関われる。そこから、英語を学ぶことで世界とつながれる喜びを感じてほしいと思っています。
スイスへ。紙の人形がつなぐ、景色と暮らし
スイスのお友だちとは、紙の人形を送り合う「Flat Stanley Project」で交流します。低学年は交流が始まり、高学年はこれから発送する段階です。
昨年のFlat Stanley Projectの様子はこちらから見ることができます。
人形を通した写真や動画の交流に加え、Padletやお手紙でもやり取りをしていきます。
私が楽しみにしているのは、実際の景色や暮らしに触れられること。
遠い国の知識として知るだけでなく、「このお友だちが暮らしているところなんだ」と感じると、写真の見え方も変わるのではないかな、と思っています。
日本にもあるもの。初めて見るもの。自分も好きなもの。
それを見つけて終わりにせず、気になったことを質問したり、共通点をコメントしたりするところにつなげたいです。
何を書いたらいいか迷う子には、まず一緒に写真を見て、気になったところを探す。伝えたいことが見つかったら、今使える英語でどう表せるかを考える。
一人ひとりの段階に合わせて、相手への興味を、やり取りへとつなぐお手伝いをしていきたいです。
内子へ。同じ日本の中にも、新しい発見がある
中学生は、愛媛県内子の英語教室のお友だちと交流しています。
今はPadletで自己紹介やコメントのやり取りをしているところ。これから各地域の紹介へ進み、オンライン交流にもつなげていきます。
同じ日本に住んでいる、同じ中学生。どんなことが共通していて、どんなところが違うのでしょう。
地域紹介に向けて、私はまず、こんな問いから始めてみました。
「長崎に住んでいない人は、長崎の何を知りたいだろう?」
有名なものを調べて並べるだけでなく、相手を思い浮かべて考えてほしいからです。
自分たちには当たり前のことが、相手には新鮮かもしれない。逆に、よく知っているつもりでも、説明しようとすると分からないことが出てくるかもしれません。
相手に伝えるために調べることで、自分のふるさとを知り直す。そして、相手から届く紹介にも耳を傾ける。
外国との交流だけが、新しい世界への入り口ではない。そんなことも、子どもたちと一緒に味わえたらと思っています。
自分で調べることも、誰かを頼ることも
交流が始まれば、うまくいくことばかりではないと思います。
言いたい言葉が分からない。相手の質問を読み取れない。書いてみたけれど、伝わったか自信がない。
そんなときに、「できなかった」で終わらず、次にできることを一緒に探したいです。
ちょうど小学生は、辞書を使う学習も始めました。伝えたいことがあるから辞書を開いてみる。調べた言葉が合っているか、Naryに聞いてみる。調べ方そのものが分からなければ、そこから一緒にやってみる。
自分で努力することと、誰かを頼ること。私は、どちらも大切な力だと思っています。
何でも一人でできることだけが、自主性ではありません。「これを伝えたいから、手伝ってほしい」と言えることも、自分から学びを進める一歩です。
また、英語が通じたときにも、ただ喜ぶだけでなく、「写真を添えたら分かってもらえたね」「前に覚えた言葉が使えたね」と、一緒に振り返れたらと思っています。
うまくいったことも、いかなかったことも、次につながる経験に。その積み重ねを支えていきたいです。
小さな一歩を、一緒に楽しみにしています
交流は、まだ始まったばかりです。「こんな力が伸びました」と言えるのは、もう少し先のこと。
今は、子どもたちの小さな動きを見逃さずにいたいと思っています。
自分から質問を考える。写真をじっと見て共通点を見つける。後からそっと「これを聞いてみたい」と伝えてくれる。
たくさん発言する姿だけでなく、その子なりの「知りたい」「やってみたい」が見えたら、私は嬉しいです。
今回、こうした交流ができているのは、MELEPの中村麻里先生のお力添えのおかげです。子どもたちと一緒に挑戦できる機会を、本当にありがとうございます。
narynglishで大切にしたいのは、英語を覚えることと、その英語を使って誰かと関わることをつなげていく学びです。
住む場所が違っても、「同じだね」「違うね」と感じ合える。分からないことがあっても、調べたり、頼ったりしながら、もう一度伝えてみる。
英語を通して経験できることは、まだまだたくさんありそうです。
子どもたちがどんな発見をするのか。私も一緒に楽しみながら、これからの様子を少しずつお伝えしていきます。
投稿者プロフィール
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英語指導歴20年以上/英検1級/元高校英語教員
長崎県諫早市の英語教室「narynglish」主宰 吉田恵子(Nary/ナリ)
【学歴・職歴】
• 大学在学中 カリフォルニア州立大学フレズノ校へ1年間交換留学
• 2000年 長崎県公立高校教諭として採用
• 2008年 早稲田大学大学院教育学研究科 修士課程修了
• 2023年 公立高校教諭を退職後、narynglishを起業
一人ひとりの「わからない」を大切に、「つまづき」を飛躍のチャンスに変える英語レッスン。
実践的な英語力に加え、自分で考える力・継続力・非認知能力を英語を通して育みます。
中学生、高校生が将来にわたって英語を使いこなせるよう、英検対策・定期テスト・留学準備を土台から支援。
「安心して取り組める」「前向きになれる」と評判で、naryとまた学びたい!と言ってもらえる英語教室です。レッスン方法は、対面・オンライン・ハイブリッドの形式から選べます。
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